初めての韓国旅行の目玉は、DMZツアーです!
「愛の不時着」観ましたか?私は母と一緒にコロナ期間中に観ていました。ツアーの前後も観返していました。ドラマで出てきた場所に行きたいんですー、というのが建前の理由。本当の理由は、北朝鮮に興味があるからです。仕事辞めたいなと思ったときに、北朝鮮関係のYOUTUBEで動画を観て、心を落ち着かせたりしています。(エガちゃんの北朝鮮の話はめっちゃ面白くてぜひ見てもらいたいです。)
ということで、女一人旅でDMZツアーに参加してきました。私が参加したのは日本語のツアーだったので、一緒に回るのは9人で、私、おじいさん5人組、父60歳くらいと息子40歳くらい、一人旅の男の人。(この男が私に話しかけてきて鬱陶しかった!折角のツアーなのに!皆さんもソロで楽しみたいソロ姉さんがいたらそっとしてあげてください。)このツアーへは事前にklookから申し込みをしていました。おすすめなので、興味のある方は↓から詳細に飛んでみてください。日本語ツアーもありますが、英語ツアーのほうが圧倒的に人数も多いです。見学する場所は決まっているので、どの会社のツアーに参加しても大差ないようです。
非武装地帯(DMZ)ツアーの予約(ソウル発) | Klook
ここでDMZとは一体なんぞやを簡単に説明しますと…
De militarized zoneの頭文字からDMZと呼ばれています。非武装地帯のことです。朝鮮戦争は終結しておらず、休戦という形をとっています。38度線を境に北と南に分けられていますが、その国境線の南北2kmずつは軍事施設を置かず、一般人の立ち入りが制限されています。
ここから、印象深かった場所を3つ紹介します。
- 牛橋 cow bridge
Hundai の創始者である鄭周永の逸話をガイドさんから聞きました。朝鮮戦争より前に今で言う北朝鮮にあたる場所で生まれ育ちます。貧しい家庭で育った彼は父親に無断で牛を一頭売り、そのお金を元手に家を出てお金持ちになりたいと懸命に働きます。そして時は経ち、彼は一代で大企業Hundaiを作り上げ、1998年に南北朝鮮をつなぐこの橋から、あの時盗んだ牛を返すため、牛500頭を北朝鮮へと渡します。そうした由来から通称、cow bridge 牛橋と呼ばれています。
- 第3トンネル
北朝鮮は朝鮮戦争休戦中も韓国に向けてトンネルを掘っていました。正確にいくつ掘られたのかは分かっておらず、現在調査もしていないそうです。北朝鮮はすでに核を保有しており、トンネルから韓国に攻めるとは考えにくいためです。第3というのは三番目に韓国側が見つけたということで、この名前が付きました。
ツアーの参加者はこのトンネルから国境を横断することはできませんが、途中まで実際のトンネルを歩くことができます。道幅や、高さ、狭さ、息苦しさ、暗さを体感できます。私は5分もたたないうちに動悸がしてきて引き返しました。真っ暗で狭くなっていく道を空気が薄い中歩くのがなかなか困難でした。さらに装備や武器を持って歩き続けるのがどれだけ大変なんだ…
- 都羅展望台
この日は快晴で展望台に備え付けられた双眼鏡から北朝鮮のかの有名な文字が飾られた山や、民間人の家、自転車に乗っている人まで!見ることができました。天気が良ければ結構遠くまで見れるのでおもしろいです。バスをおりてからこの展望台まで急な坂道が続くので足が疲れます…
このツアーでわたしが買ったお土産は、北朝鮮の紙幣です。一番高いのが5000ウォン札。新旧どちらも金日成が描かれていますが、古いほうには若い時、新しいほうには年を取ってからの肖像画です。この5000ウォン札を22000ウォンで買いました。こんなに分かりやすいぼったくりがあるでしょうか…ちなみに100ウォンがだいたい11円だったので2500円で買っています。ガイドさんのお話の端々にも北朝鮮で初代指導者の金日成は神格化されているようです。それが金日成が抗日運動を行って日本の統治から脱して朝鮮人の国を建てることができたからとガイドさんははっきりとは言いませんでしたが、英語ツアーならなんと言っているんでしょうか…
まとめ
歴史で習ったことを目の前で見られる機会ってなかなか貴重です。これは半日かけて、早起きして参加する価値ありです。
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